最近、台風が相次いで発生していますね。

日本各地に甚大な被害を及ぼしているとともに、それに伴って野菜の物価も高騰するなど、台風が残した爪痕の大きさは言うまでもありません。

特に台風10号は、東北地方を中心として非常に大きな被害をもたらしました。

岩手県岩泉町では、多くの死者を出す結果となり、連日の報道を見て、非常に胸が痛みました。

毎年9月ごろ、日本を襲う台風。
毎年のように被害が出ていますが今年は特にひどいと感じています。

どうにか、台風の被害を最小限にとどめることはできないのでしょうか。

今回の岩手県岩泉町での大きな被害の件で特に取り上げられていたのが「避難準備警報」という警報の存在です。

正直、私は今回の件があるまで、この「避難準備警報」については知りませんでした。

我々がよく耳にする「避難勧告」や「避難命令」のほかにも「避難準備警報」という警報があって、これはお年寄りや障害のある方、小さな子供など、避難に時間がかかる人々に対して、早期に避難させるための警報だそうです。

しかし、この説明を聞いていないと、警報の意味について理解している人は、そう多くなかったのではないでしょうか。

事実、多くの死者が出てしまった岩泉町の高齢者グループホームでも、この警報の意味をじゅうぶんに理解しておらず、そのことも起因して死者が出てしまったとのことでした。

毎年起こる台風を受けて、各自治体はさまざまな対策をしていますし、さまざまな情報も発信しています。

しかし、そのような対策がなされていること、情報が発信されていることを我々住民が知らずにいて、せっかく施されているはずの対策や情報発信がじゅうぶん機能していないというのも少なくないのではと今回の台風を受けて感じました。

より多くの人に、必要な情報を発信し、その情報を正しく理解してもらえるよう周知徹底していくことが、今後の自治体に求められることではないかと思います。

今回の台風の被害は非常に甚大で、とても残念なことですが、この経験を生かして、今後台風が来た場合の被害を最小限にとどめられるようにしてほしいと感じました。

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